男性の睡眠

男性は睡眠中の呼吸を要チェック!いびきをかかなくても確認すべきこと

家族から「いびきが大きい」と指摘されている男性は、睡眠中に無呼吸になっているかもしれません。

なぜ、男性はいびきをかきやすいのか?大きないびきにはどんなリスクがあるのかを知っておきましょう。

いびきはかかないけれど睡眠が浅く、心身に不安があるという男性も「呼吸」について確認しておいてください。

睡眠中に男性がいびきをかきやすいのはなぜ?

いびきといえば男性をイメージする方も多いのですが、実は女性でもいびきはかきます。
いびきが発生する理由は、下記の通りです。

  • 肥満
  • 飲酒やタバコ
  • 加齢
  • あごが大きい

肥満体質になると気道が狭くなりますし、あごが大きくなると舌が気道に落ちて、いびきをかきやすくなります。
さらに飲酒によって筋肉が緩んで気道が狭くなる。タバコによって粘膜にむくみが出る。加齢によって筋肉が衰え、気道を塞いでしまうなどの原因が考えられています。
いびきが発生する理由は男性に当てはまることが多いので、女性よりもいびきが大きくなりやすいのかもしれません。
いびきは周囲に迷惑をかけるだけでなく、体にとっても良くないことを覚えておきましょう。

男性は睡眠時無呼吸症候群になりやすい

「睡眠時無呼吸症候群」とは、睡眠中に呼吸が止まってしまう状態のこと。大きないびきをかく人に当てはまりやすく、放っておくと高血圧になる恐れがあります。
高血圧によって糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などのリスクを高めることも。うつ病を引き起こすきっかけにもなるため、放置するのは危険です。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が浅くなり、体や脳に酸素が不足した状態になっているということ。

いびきの大きさを指摘されたことがある男性は、一度病院にて検査を受けてみた方がいいでしょう。
いびきをかいているか分からない男性も、「夜中に何度も目を覚ます」「日中も眠くて仕方がない」という方は睡眠中の呼吸に異変があるのかもしれません。症状によっていくつかの治療法があるため、専門医にて相談してみてください。

睡眠中にいびきをかかない男性もチェック!

いびきの大きさを指摘されなくても、下記に当てはまる男性は睡眠中の呼吸についてチェックしておいた方がいいかもしれません。

  • 常に疲労感がある
  • 仕事や作業に集中できない
  • 風邪を引きやすい
  • イライラしたり気分が落ち込んだりする

睡眠中は深い呼吸をするのが理想的ですが、呼吸が浅い男性も少なくありません。呼吸が浅いと自律神経のバランスが乱れ、心身に悪影響を与えてしまいます。
睡眠中に十分な酸素が供給されないと脳や体が十分に働かず、体に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
大きないびきはかかなくても、朝起きたときにスッキリしない方、睡眠で疲れがとれないと感じている方は、睡眠中の呼吸が浅いことを疑ってみるといいかもしれません。

男性が睡眠中の呼吸を整えるためにできること

A man wakes up and stretches

睡眠中の呼吸を整えることは、睡眠時無呼吸症候群の予防にもつながります。ぜひ、できることから始めてみてください。

  • 過度な飲酒と喫煙を控える
  • 減量をする
  • 口呼吸を鼻呼吸に変える
  • 仰向けで寝ない

就寝前のお酒を止め、禁煙にすることで睡眠中の呼吸が改善される方もいます。
口呼吸は喉が閉塞しやすいため、鼻呼吸を意識しておこなうようにしてみましょう。
仰向けで眠る人ほど舌が沈み、気道が狭くなりやすくなります。寝具を変え、横向きに眠るようにしてください。

まとめ

大きないびきをかく男性はもちろん、いびきはなくても快眠が得られていない男性も、睡眠中の呼吸に注目してみましょう。
不安な方は早期に専門医に相談すること、睡眠時無呼吸症候群を予防したい男性は、生活習慣や睡眠の仕方を変えることをおすすめします。
睡眠中に深い呼吸にて心身が整えられるよう、できることから始めてみてくださいね。