大人とストレートネック

寝ても疲れが取れない人必見!枕の高さを調整して睡眠の質を上げよう

毎日の疲れを取るために欠かせないのが睡眠。ですが、たっぷり寝ても疲れが取れないと感じる方は多いのではないでしょうか。睡眠の質が低ければ、いくら長時間寝ても疲れは取れにくいもの。

今回は「枕の高さを調整することで睡眠の質を高める」ことをテーマに、枕の重要性や枕の調整方法について解説します。

枕を調整することで、毎日の睡眠の質をぐんと高めることが可能な場合は少なくありません。睡眠にお悩みの方はぜひこの記事を参考に、枕を見直してみてくださいね。

合わない枕を使うとこんなデメリットが!

自分の体に合わない枕を使っていると、さまざまなデメリットがあります。代表的なデメリットとしては以下の3点。

  • 首を痛める、肩が凝る
  • いびきをかきやすくなる
  • 眠りが浅くなる、寝つきが悪くなる

特に、枕が高すぎる場合は顎をぐっと引いた状態になってしまうため、ストレートネックの原因にもなりかねません。

だからといって、低すぎる枕では口呼吸になりやすく、いびきの原因になることもしばしば。

このように、高すぎても低すぎても良くない枕ですが、あなたにとってベストな高さに調整していくことで睡眠の質を高めることが可能です。

自分に合う枕を知ろう

枕を調整するためには、まずあなたにとってぴったりの枕がどのようなものなのかを正確に知る必要があります。

人それぞれ、適度な硬さや高さがあるのですが、あまり明確にイメージできる人は多くないでしょう。

ここでは、自分に合う枕の特徴を、硬さと高さの2項目に分けて解説していきます。

枕のベストな硬さ

まずは枕の理想的な硬さについてですが、枕は柔らかすぎないものを選ぶのがポイント。なぜなら、柔らかい枕は寝返りが打ちづらいからです。

寝返りが打ちづらいと、睡眠時に体勢を変えることがなくなり、同じ姿勢のまま長時間キープしてしまうことになります。

結果、首・肩・腰などに負担がかかりやすく、朝起きた際にも疲労感を感じてしまうのです。

一方、硬めの枕は寝返りを促進するため、体の同じ部分に集中的に負担をかけてしまうことがありません。

どうしてもフワフワの枕の方が気持ち良いと感じるものですが、睡眠の質を高めるためにはやや硬めのものを選びましょう。

自分に合う枕の高さ

枕の高さについては、仰向けに寝る時と横向きに寝る時とでそれぞれバランスをみていく必要があります。

まず、仰向けに寝る場合には、寝転んだ状態でお顔の角度が「ちょっとだけ顎を引いたくらいの角度」になっているのがベスト。頭が上を向きすぎても、逆に下を向きすぎても、首に大きな負担がかかるため良くありません。

横向きで寝る場合には、頭の高さが布団と並行になるのがベストです。仰向けで寝るよりも横向きで寝る方が、高さのある枕が必要になります。

あなたがいつもどの姿勢で寝ているかを考え、その姿勢に合う高さに枕を調整しましょう。

今すぐできる!枕の調整方法

あなたに合う枕の特徴がつかめたところで、ここからは「今ある枕を少しでも理想に近い高さに調整する方法」について紹介します。

枕の硬さに関しては、枕の中身を構成する素材によるため変えることはできませんが、高さなら簡単に調整が可能。ではさっそく見ていきましょう。

枕が低い場合の調整方法

理想とされる枕の高さと比較して今使っている枕が低い場合は、タオルなどを使い枕の高さを足してあげることで理想の高さに調整することが可能です。実際に寝転んでみて、首の角度を確認しながら調整してみましょう。

仰向けの場合は顎の角度に意識を向けながら、少し顎を引いた状態をキープできる高さに調整。横向きの場合は、寝転んだ状態のときに頭が斜めにならず、布団と並行な角度を保てる高さに調整しましょう。

枕が高い場合の調整方法

理想とされる枕の高さよりも枕が高いと感じる場合は、一見調整が難しそうですが、簡単に調整することができます。

この場合も使用するのはタオル。ですが、ここでは大きめのタオルやバスタオルを使って調整していきます。

枕自体は何も変えずに、身体の下にバスタオルを引くことで身体の位置を上げましょう。タオルを二つ折りにしたり、使用するタオルを変えることで微調整も可能です。

バスタオルを置く位置は枕のすぐそばから背中にかけて。こうすることで違和感なく身体の位置を少し高くすることができ、枕の高さとのバランスが取れます。

枕カバーにも注目!睡眠の質を高めるものをチョイス

枕で睡眠の質が変わるのはイメージできても、枕カバーのことまではこだわらない方が大多数ではないでしょうか。

ですが、枕カバーは思いのほか重要なアイテム。直接お顔や髪の毛に触れるものだからこそ、素材にこだわって選びたいものです。

枕カバーの素材であまりおすすめできないものとしては、ポリエステルなどの合成繊維。吸湿性が不十分だったり、静電気を帯びやすかったりとデメリットが目立ちます。

なるべくなら、枕カバーには天然素材を選ぶようにすると良いです。というわけで、ここでは枕カバーでおすすめの天然素材について紹介しておきましょう。

扱いやすく吸湿性にすぐれたコットン素材

天然素材ならではの柔らかさと吸湿性の高さが魅力のコットン。頻繁に洗濯する枕カバーだからこそ、扱いやすい素材を選ぶのも重要なポイントです。

寝具に使われることの多いコットン素材は定番中の定番。お肌にも優しく、オールシーズン使いやすい素材です。

冷感素材で夏場にぴったりのリネン素材

リネン素材はサラッとした質感が特徴。特に夏場の枕カバーにおすすめの素材です。コットン以上に吸湿性が高く汗もしっかりと発散してくれるため、熱帯夜でも不快感を最低限に抑えることができるでしょう。

光沢感としなやかな風合いが魅力のシルク素材

シルクはタンパク質で作られている素材なので、お肌や髪の毛に優しいのが最大の特徴です。

敏感肌の方は特に、枕カバーとの摩擦でお肌が傷つきやすいもの。シルクの枕カバーなら、極力お肌と髪の毛を守ることが可能です。

一方、高級素材のためお値段が高く、お手入れにやや手間が掛かる点はデメリットですね。

睡眠の質を向上させるために知っておきたい枕の豆知識

枕の高さを調整することで、睡眠の質を高めることができることはもうお分かりいただけたかと思います。

最後に、枕についてぜひ知っておいていただきたい豆知識を紹介しておきます。ぜひしっかり覚えておいてくださいね。

枕は消耗品!へたってきたら買い換えよう

今の枕が気に入っているからずっと使い続けたい!と思う方もいるかもしれませんが、枕は消耗品です。素材によって寿命は異なりますが、2年〜長くて5年ほどで買い替える必要があると覚えておきましょう。

枕選びのポイントは固めで通気性の良いもの

これから枕の購入を考えている方におすすめしたいのは、固めで通気性の良い枕です。もちろん好みなども関係してくるため、素材まで絞り込むことはできませんが、この2点を抑えることがポイントです。

高さ調整ができる枕がおすすめ

近年では、高さ調整が簡単にできる枕が多く販売されるようになりました。手でさっと中身を整えることで好みの高さにできる枕なら、横向き、仰向けなど体勢ごとにベストな高さにすることができます。

少しお値段は上がりますが、検討されてみると良いですよ。

まとめ

今回は、枕を調整して睡眠の質を高める方法について解説しました。枕の高さや硬さ、そして枕カバーまでもが、あなたの睡眠の質を大きく左右します。

この機会に、枕をぜひ見直してみてください。ちょっとした調整で、今夜からさらにぐっすり快眠できるようになるかもしれませんよ。